SAI-CAPS のテラスから
内容証明・慰謝料・相続・遺言の行政書士が息抜きに書いています。
ビデオや動画で遺言はできるのか
遺言書を作る場合、形式と内容にいろいろな決まりがあるのですが、ビデオや動画で記録することは可能でしょうか。


相続でトラブルになっているときに遺言書が見つかっても、誰かが本人の筆跡をまねて書いたのではないかとか、本人の判断力が鈍っていることを利用してだまして書かせたのではないか、という争いになることがあります。

ビデオ、動画、録画ならば、誰かがなりすましたり、誰かに無理矢理書かされたりする心配がないのではないかという考えもあると思います。これは一理あるでしょう。

一方で、高度な編集技術を持っていると、撮影された映像や音声を改変することも可能かもしれません。この点を重視して「遺言をビデオや動画ですることは可能か」についての答えは、「認められていません」ということになります。

しかし、偽造や改変は「紙の遺言書」でも心配されることですから、本当の理由は、

「紙ならば燃えたり水没したりしない限り読めますが、ビデオ、動画、録画は規格が変わると、10年後、20年後に再生することが難しいかもしれない」、からではないかと私は考えています。

ベータシステムのビデオ、Windows95の頃のソフトで作成した動画、MacOS X以前の規格のものなど、事実上、現在はもう見ることのできない(とまでは言わなくても、見るのが非常に面倒な)データがたくさんあります。

遺言がそのように「再生するのが大変」なのでは、多くの人が困ってしまいます。
偽造や改変よりも、再生できなくなると困るから、遺言書は紙で書かなければならない、のだと私は思います。


 遺言書については、

     【遺言の付言事項 「ビデオや動画で遺言ができるのか」】

をご参照ください。



















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